高次脳機能障害の難しさ

高次脳機能障害は自覚が難しい

失語症や記憶障害など、明らかな症状を発症している場合を除いて、被害者ご自身が「自分が高次脳機能障害である」と認識していることはまずありません。ほとんどの方が、「何かおかしい気がする」「家族からおかしいと言われる」という程度の認識です。

高次脳機能障害の方の最大の特徴がこの「病識の欠如」です。

目だった外傷はなく、他人からは健常者のように見える程度の障害が発生している場合には、わがまま・マイペース・変人などという目線を向けられ精神的ストレスを感じることも多く、加えて自分も自分の状況を受け止められなくなると、抑うつ状態で引きこもってしまうパターンもあります。

ご家族による適切な支援

脳外傷による障害は、一般的に不可逆性で回復不能なものになります。
ご家族も異変を感じられた際には、速やかに高次脳機能障害に精通した神経内科・神経心理学やリハビリに精通した医院を受診して診断を受けさせるようにしてください。
その際には、被害者ご本人だけの話では判断しかねる部分がありますので、性格の変化や障害のエピソードを話すことができるご家族からの聴取が必要になります。

そして、後遺障害認定等や、その後の示談交渉のために高次脳機能障害を取り扱ったことのある弁護士に相談することを勧めましょう。
高次脳機能障害に関する示談交渉は専門的な知識が必要なので、ご自身では難しいからです。

 

高次脳機能障害で弁護士に依頼するメリット

交通事故では、十分な防御ができないままに大きな力が働き、大けがを負うことも少なくありません。
その中でも頭部、脳の損傷は、一命をとりとめたとしても、高次脳機能障害などの重い障害が残りやすい部位になります。

脳に障害が残ってしまった場合、程度によっては被害者ご本人・ご家族ともに事故前とは違う生活を強いられるケースもあります。

特に、事故直後は今後の生活が見えずに大きな不安と戦う必要があるでしょう。
そのような不安を背負いながら、怪我の治療を行いつつ、示談に向けての交渉もしていくというのは、身体的にも精神的にも非常に負担のかかる道のりとなります。

このため、相手の保険会社と争うことなく、低い額の示談案にも同意しがちになってしまいます。
しかし、今後の治療や生活を考えたとき、被害者ご本人と、ご家族のために、適正な額の賠償金を受け取ることは必須と言えます。

弁護士による増額交渉

残念ながら、弁護士が介入する前に保険会社から提示される示談案は、適正額と比較すると非常に低額であることも少なくありません。

当事務所は、以前に高次脳機能障害となった被害者の示談交渉を受任し、最初の提示額の2倍以上の示談を成立させたことがあります。

示談は、一度成立してしまうとその後撤回することはまずできません。
示談案にサインをしてしまってから「もう少しきちんと交渉をしておけばよかった」と後悔することのないように、事故直後の早い段階から弁護士に相談し、サポートを受けることをお勧めします。

高次脳機能障害でお悩みである、または高次脳機能障害について後遺障害の認定を受ける見込みが高い被害者の方、そのご家族の方は、ぜひ一度当事務所へご相談ください。
多くの交渉を成功させてきた経験を活かし、適正な補償を受けられるよう、サポートさせていただきます。

交通事故に関するご相談は初回無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。TEL:0574-49-9174 受付時間:平日9:00~18:00 ご予約をいただければ、夜・日曜日の相談も承ります。

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